イグアスの滝旅行記
定刻が過ぎても搭乗のアナウンスはない。ペルーと同じでここブラジルでも何故遅れているのかというインフォメーションがないのだ。係員に理由を聞いて納得するしかなかった。パイロットがまだ来ていなかったのだった。定刻より1時間30分遅れでイグアス行きのヴァリグブラジル航空は飛び立った。約2時間後、ムッとした空気の中イグアス空港に降り立つ。イグアス旅行社の社長斉藤さんが出迎えてくれた。夕方なのに気温35度、昼間は43度まで上がったらしい。空港を出て国立公園への入園手続きを済ませて、宿泊するホテル・ダス・カタラタスに向かう。滝の目の前にある高級ホテル。雰囲気あるロビー、ゆったりした部屋、花が咲き乱れる広い敷地、ゆったりと過ごすにはもってこいのホテルだ。
チェックインが終わるとすぐにバーに駆け込む。まずはこれを飲まなければ。カイピリーニである。ブラジルを代表するカクテル。材料はピンガ(砂糖黍から作る蒸留酒)、レモン、砂糖、氷だけ。非常にシンプルなカクテルだ。グラスに砂糖とレモンを入れスリコギのような棒でレモンを潰す。それに氷を細かく砕き、ピンガを注ぎ混ぜるだけ。飲み口がよくつい深酒をしてしまう。
翌朝はホテル前から遊歩道をあるいてイグアスの滝を見学する。幅4kmにわたるこの滝をひと目で見ることは空中からしかできない。遊歩道はゆっくりあるいて40〜50分ほど。様々な表情の滝をみることができる。最終地点の近くは滝つぼの近くまで遊歩道が伸びていて、滝からの水しぶきが心地よい。(服の下に水着を着用しておいた方がよい) この遊歩道付近にはアナグマが棲息しており、観光客の人気者になっている。(物を食べていると襲い掛かってくることもあるので注意) 帰りは国立公園内を周遊しているバスを利用する。5分ほどでホテルに到着。
午後はボート観光(マクコ・サファリツアー)に参加した。ホテルまでピックアップに来てくれて出発地点へ。ボート乗り場までは専用のサファリカーで船着場までジャングルの中を走る。船着場には脱衣所がある。水着を着ていない人はここで着替えよう。でないと大変なことになる。20人ほどを乗せたボートは滝へと向かう。滝の近くまで来ると左右にボートが揺れ始めた。船頭さんが合図をする。なんとボートは滝の下へと向かって行く。気が付くと上からそして横から容赦なく水が押し寄せる。一瞬息ができなくなる。ボートが滝の下から離れホッとしかたと思うと再び滝の下へ。それを何度か繰り返す。おかげでコンタクトレンズを流されてしまった。必ず水着着用で着替えを持参しよう。
ホテルに戻ってからはプールでのんびり過ごす。水が温かい、まるでぬるめの温泉に浸かっているようだ。ここでもプールサイドでカイピリーニャだ。
夕食はホテルのレストランでシュラスコ料理だ。肉の塊を大きな銀串に指し炭で焼いた料理、プラジルの名物料理だ。日本人に好まれるのは「クッピン」という牛のコブの肉だ。非常にジューシーで美味しい。牛、豚、鶏など様々な肉が次々に運ばれてくる。やはりここでもカイピリーニャ。何杯飲んだかわからない。(実はこの後、バーでも飲んだのだ)
翌朝、早起きして国境を渡り、アルゼンチンへ向かう。イグアスの滝はブラジル側だけでなく、アルゼンチン側でも楽しめる。ホテルから25分ほどで国境に着く。ブラジルの出国の手続きを済ませ、アルゼンチンへの入国の手続きを行う。20分ほどで両方の手続きが完了。非常にスムーズだった。国境から20分ほどでアルゼンチン側の国立公園の入口に到着。入園料支払い公園内へ。
入り口のビジターセンターから5分ほど歩くと駅(Estacion Central)がある。ここからトロッコ電車が出ており、ふたつ目の駅(Estacion Galganta del Diablo)で降り、遊歩道を歩いてイグアスの滝観光の目玉のひとつ「悪魔ののどぶえ」へ。轟音を立てて流れ落ちる様は圧巻だ。イグアスの滝のすごさを感じた。
Estacion Galganta del Diablo から中間の駅 Estacion Cataratas まで電車で戻る。ここからは2つの遊歩道(Circuito Inferior とCircuito Superior)があり、滝の様々な表情を楽しむことができる。Estacion Cataratasの近くにはアルゼンチン側国立公園内唯一のシェラトンホテルがある。
午前中いっぱい十分に観光を楽しみ、午後の便でイグアス空港からブエノスアイレスへ向かった。 |