リマから北へ770km。パンアメリカン・ハイウエイをひたすら走ってゆくと、乾燥した海岸砂漠にチクラヨの町が現れる。年間を通してほとんど雨が降らない町で、周辺は農作物の産地として有名。ペルーの砂糖と米のほとんどがここから産出されている。 以前は観光地としてここを訪れる旅行者はほとんどいなかったが、1987年に発見されたシパン遺跡がこの町を一躍有名にした。なんと、エジプトのツタンカーメン以来の大発見といわれるほどの黄金がその遺跡から見つかったからである。また、1991年に島田泉氏を団長とするシカン文化学術調査団とTBSにより発掘されたシカン時代の墳墓からは100点を超える金細工が見つかっており、シパンを凌ぐ大発見となった。 チクラヨから少し車を走らせればトウクメ遺跡などいたるところに古代文化を見ることができる。 |
| チクラヨの主な見所 |
| シパン遺跡 |
1987年の発掘で無数の黄金が発見されエジプトのルタンカーメン依頼の大発見として世界中を驚かせたシパン遺跡。
チクラヨ周辺で紀元後100から700年頃に栄えたモチェ文化の遺跡でシパンとは黄金と一緒に埋葬されていた王の名前だといわれている。遺跡ではシパン墳墓跡、僧侶の墓、ビエホ・シパンの墓などが見学できる。遺跡の近くにはシティオ博物館がある。 |
| シパン王墓博物館 |
1987年の発掘で、エジプトのツタンカーメン以来の大発見といわれるほどの金が発見されたシパン遺跡の発掘品を展示している博物館。シパンとはチクラヨ周辺で紀元後100年から700年頃に栄えたモチェ文化の王の名で、その時代のピラミッドを模した博物館はペルー屈指の規模を誇る。シパン王の墳墓から発掘された黄金細工や貴重な副葬品などが展示されており、その黄金コレクションは南米一ともいわれている。また、当時の宮廷内部を再現した広間は見学者の目を引く。 |
| 国立シカン博物館 |
チクラヨから約1時間の町フェレニャフェにある。 1991年11月、米国イリノイ大学の島田泉教授を団長とするシカン文化学術調査団とTBSにより発掘された、シカン時代の墳墓からは100点を超える金細工が発見され、シパンをしのぐ大発見となった。その墳墓から発掘された金細工などを展示している博物館。日本人が発掘し、日本政府が文化無償援助を行っている日本人には縁のある博物館。シカンとは月の神殿という意味で、島田教授が名付けた。館内のTBSの部屋は黄金仮面など金細工を中心とした発掘品が多数展示してあり必見。 |
| トゥクメ遺跡 |
チクラヨから約1時間のトゥクメの町にある。 紀元後1200年からチムーに滅ぼされる1375年頃まで続いたランバイエケ国家の跡地で28のピラミッドが点在している。CERRO PURGATORIOの展望台は、ピラミッド、ポマックの森、シカンの2つのワカなどが一望できるロケーション。 遺跡の入口には小さな博物館があり発掘品の他、王朝の人々がどのようなものを食べ、どのような土器を使用していたかという説明があり、カボチャ、トウモロコシ、アボカドなどが昔からよく食べられていたことが分かる。 |
| ブルーニン博物館 |
チクラヨから約15分、ランバイエケにある博物館。 シパン王墓博物館が同じランバイエケにできたため主要展示品が移されてしまい、展示品は土器が中心になっている。 |