リマから約400km北にある標高3090mの高原の町。ペルー最高峰のワスカランをはじめ、ワントサン、ワンドイ、チョピカルキなど6000m級の山がそびえる。毎年6月から7月にかけては、この山々の塊、ブランカ山群へ向かうトレッカーたちの基地になる。1970年の大地震で、町全体がかなりの被害を受けたため、古い建物は残っていない。市内のみどころはアンカシュ博物館、インディヘナのマーケットなど。 |
| ワラスの主な見所 |
| チャビン・デ・ワンタル |
| プレ・インカの中でもリマ北部にあるセロ・セチン遺跡に次いで古い遺跡といわれており、紀元前1000年頃に造られたもの。標高3400mの高地にあるにもかかわらず、各地から巡礼者がひっきりなしに訪れる宗教都市として栄え、その信仰、文化は熱帯密林地帯から北部海岸地帯まで広く影響を及ぼしていたといわれる。 遺跡は石造りの建物、広場、複雑な模様が描かれた柱などからなっていて、建物の下にはいくつもの地下室があり、犯罪人をつないだ牢獄と思われる部屋や儀式が行われていたらしい部屋がある。最大の見どころはその地下室にあるランソンと呼ばれる、高さ4.5mの石塔の主体神で、長い牙を持ち、ヘビの髪をたらした神の模様が彫刻されている。 |
| ブランカ山群トレッキング |
| ブランカ山群はワスカラン、ワントサン、ワンドイ、チョピカルキ、サンタ・クルスなど6000mの高峰を有する、全長200kmにわたる雄大な山群。その周辺はワスカラン国立公園に指定されており、山々の展望を楽しみながら、氷河や氷河湖を巡るトレッキングルートになっている。乾期にあたる6月から7月にかけてがベストシーズン。 |
| アンカシュ考古学博物館 |
| アルマス広場近くにある博物館。レクアイ文化(紀元前400年頃から紀元600年)、ワリ文化(800年から1200年)の石像や土器を中心に展示している。地階には、シパン墳墓の模型、シパン遺跡の発掘の様子を写真や資料で解説している。 |
| ウィルカワイン遺跡 |
| 市内から北へ8kmのところにあるプレ・インカの遺跡。チャビン文化、ティワナク文化から影響を受けたと思われる1000年頃の神殿が残っている。 |
| モンテレイ |
| ワラスから北へ5kmのところにある温泉。大小のプールと19の個室風呂があり、地元の人たちで賑わっている。 |
| ユンガイ |
| ワラスから54km。ワスカラン山の麓にある標高2500mの町。この周辺一帯は1970年5月、マグニチュード7.7の大地震に襲われた。その地震によりワスカラン山が雪崩を引き起こし、ユンガイの町は二万人の人命とともに雪崩の下に埋まってしまった。今でもそこには、そのときのままの状態になった旧ユンガイの町を見ることができる。町外れに大きな共同墓地があり、白いキリスト像がワスカランを見つめている。新しいユンガイの町は山の斜面に造られている。 |
| ヤンガヌコ湖 |
| ワスカラン国立公園内にある氷河湖。標高3850mの周囲の展望もさることながら、ワスカランの氷河が眼前にせまり迫力満点。アンデスのオアシスと呼ばれる美しさ。 |